日本酒のフランス市場進出とは

フランス人の食卓は、日本と同じ食中酒の文化です。食中酒の文化圏は、日本とフランス以外では、イタリア、スペイン、ギリシャなどの古来からワインを造っているカソリック食文化圏にしかなく、世界の酒消費市場からみるとほんの僅かな市場でしかありません。
2022年1〜6月の日本酒輸出量を見てみると、食中酒文化圏のイタリア257kl(136.6%)、フランス240kl(30,5%)に対して、米国5,001kl(34.7%)、中国3,254kl(▲9.8%)、韓国1,947kl(65.3%)などの非食中酒市場は、圧倒的な規模なのです(財務省日本酒造組合中央会。()内は前年同期比)。金額ベースでは、令和5年国税庁アンケート調査集計による市場規模は、米国9.037百万円、中国9.170百万円に対して、フランス市場は346百万円となっています。
しかし文化的な美食市場という観点では、ジャン・アンテルム・ブリア=サヴァランが著した「美味礼讃」以降のガストロノミー(美食学)という学術分野にまで昇華された「フランス美食術」、スローフードの「地中海料理」を代表するイタリア料理、そして「和食:日本人の伝統的な食文化」の食中酒文化圏の食卓の魅力は、圧倒的な品質と芸術的な臨場感で、世界中の美食家達に支持されています。ゆえに日本酒のフランス進出は、世界市場に繋がるのです。
「フランス市場への日本酒輸出案内」目次
- ヴァンコネクトは、ブランディング・コンサルティング伴走型の輸出企業
- 日本酒のフランス市場進出とは
- フランスの料理店における酒蔵との付き合い方とブランディング
- なぜブランディングが必要なのか
- なぜフランス市場なのか
- 生酒対応。徹底した品質管理
- ヴァンコネクトのクリエーティブ・ネットワーク
- コンサルティング
- 商品開発・改良
- マーケティング
- 展示会・商談会
- LCLリーファー(混載定温)輸送サービス
